2026/07/03 21:11

こんにちは。

SHELLです。

7月に入り、日差しの強い夏らしい日が続くようになってきました。
革製品を使用されている方の中には、
日焼けについて気になっている方も
多いのではないでしょうか?

今回は、
革製品が日焼けする理由や、
日焼けしにくい革、
日焼けとの付き合い方について紹介します。



革製品はなぜ日焼けするのか?

革製品が日焼けをする理由は
・タンニンの変色
・染料の退色による色褪せ
が主な原因となります。

タンニンの変色
昔ながらのバケッタ製法で作られた革は
製造の段階でミモザやチェスナットなどから採取される
「タンニン」という成分を革に染み込ませています。
このタンニンが紫外線や空気により、
変色することで、革製品の色が濃い色に変わります。

染料の退色による色褪せ
革に色を付けている染料は、
強い紫外線により色素が分解され、
色が褪せたように変わることがあります。
革製品に限らず、夏場に干していた黒い服が
茶色っぽくなるのも似たような現象が理由ですね。


日焼けしにくい革は?

革の種類や仕上げ方法によって、
日焼けのしやすさは異なります。
一般的にタンニンを含まないクロムなめしの革や、
表面をコーティングしたような顔料仕上げの革は、
紫外線による影響が少なく、日焼けしにくい傾向があります。

ただしその反面、そういった革は
使うほどに深まる色合いや艶感の変化など、
革らしい経年変化の良さを楽しめる機会は、
比較的少なくなります。

どちらが優れているというわけではなく、
日焼けのしやすさも含め、
ご自身の好みに合わせて革を選ぶのが一番かと思います。

タンニン鞣しとクロム鞣しの違いについて
説明した記事はこちらになります。↓


日焼けを防ぐには?

シンプルな日焼け対策ですが、
革製品を保管するときは、
窓際などの長時間直射日光が当たる場所は
避けるようにしましょう。

また革製品を重ねて保管していると、
重なった部分だけ日焼けせず、
色の差やムラが出てしまうこともあります。

日焼けによる色ムラができてしまったとしても、
普段通り使い続けることで、周囲の色と馴染み、
目立ちにくくなる場合が多いです。
過度に気にするよりは、
直射日光の当たる場所に保管しない
ぐらいの考えの方が気軽に革製品と
付き合っていけるのではないでしょうか。


まとめ

革製品の日焼けは、
・タンニンの変色
・染料の退色
が主な理由になります。

革の種類や色の付け方によって、
日焼けしにくい革を選ぶこともできます。

ただ、日焼けしにくい革は、
革本来の良さを感じにくい革である場合も多いです。

日焼けのしやすさや経年変化など、
ご自身の好みに合わせて、
革製品をお選びになるのも楽しいことだと思います。

SHELLとしては、
日差しの強い窓辺に
長期間置きっぱなしにするような
過度の日焼けは、革への負担になるので、
避けた方が良いと考えています。

ただ、日焼けに限らず、
革製品は使用してれば、
自然と傷が付いたり、
染みができたりするものです。

そういった変化も含めて、
自分が使用してきた愛着になると思います。

日焼けも含め、神経質になりすぎず、
使用する中で生まれる自然な変化を楽しみながら、
革が乾燥してきたらクリームなどでケアをしてあげる。
そんな付き合い方が、革製品を長く楽しむコツだと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。