2026/07/11 22:09

こんにちは。

SHELLです。

夏本番に差し掛かり、
外出中に急な雨に降られることも
珍しくなくなりましたね。
また、歩いているだけでも
汗ばむ気温になってきました。

個人的には
夏は一番好きな季節ですが
革製品が濡れてしまったり、
水染みができてしまったりと、
少し気を遣う季節でもあります。

今回の記事では
革製品に水染みができる理由
水染みができた場合の基本的な対処法
についてご紹介します。

水染みができる仕組みを知ることで、
夏場も安心して革製品をお使いいただくための
お手伝いができれば幸いです。


水染みができるメカニズム

革は天然素材であり、
無数の繊維が絡み合って構成されています。
その繊維や繊維の間には、
製造工程で加えられた油分などが含まれています。

ここから、革に水滴が付いたときに
どんなことが起こるか追いかけてみましょう。

①水が革の内部へ浸透する。
水分が革の繊維の間へ入り込みます。

②水によって油分が移動する。
水が革に染み込んでいくとき
繊維の間にある油分なども
一緒に移動します。
その結果、
油分の偏り
ができてしまいます。

③乾燥すると色ムラとして残る

水は蒸発しますが、
移動した油分などは元の場所に
戻らなかったり、
水が蒸発するときに
一緒に飛んでしまったりします。

それにより
油分などが偏ったままになり
・色が濃く見える部分
・明るく見える部分
ができ、
それを私たちは
水染み
として認識します。


革製品の水染み対策

水染みができるメカニズムが
わかったところで、
革の水染み対策を考えてみましょう。

大まかな順序として
段階1:革に水が付く
段階2:革に水が染み込む
段階3:偏りができて染みになる
という流れで染みができます。

それぞれの段階で対策を考えてみましょう。

段階1:革に水が付く
そもそも水が付かないようにすれば
水染みができないという対策です。
雨が降りそうなときは持ち出さない。
とかになってしまいますが、
急な雨もありますし難しいですよね。


段階2:革に水が染み込む
革に水が付いたとしても
内部まで浸透しなければ
水染みにはなりにくいです。
革の表面を顔料でコーティングした
顔料仕上げの革や、
樹脂でコーティングしたガラスレザー
などの革であれば、
表面のコーティングにより
革の内部まで水が浸透しにくく、
水染みができにくい傾向があります。

同様に革の表面を防水スプレーで
コーティングすることも対策になるでしょう。
※防水スプレーの塗布自体が
 染みになる可能性がありますので
 必ず目立たない場所で試してから使用しましょう。


段階3:偏りができて染みになる
偏りがあるので染みと認識します。
その偏りをなくすことで染みを処置しましょう。
全体的に水で濡らし、偏りを失くすことで
水染みの対策になります。
※革の種類、仕上げにもよりますが
 濡らした後は革の乾燥を防ぐため、
 オイルケアなどの処置をしてあげましょう。


あまり気にしなくても…

段階ごとの革の水染み対策について
ご紹介させていただきましたが、
染みになったとしても
ご使用されているうちに
・手の油分
・革の油分の再分布
・経年変化
・日焼け
などによって
境目が徐々に目立ちにくくなり、
染みが気にならなくなる場合も多いです。

鞄や財布は道具なので
気にしすぎることなく、
気兼ねなく、どんどん使うことが
何より素敵だと思います。


まとめ

革の水染みは
革に水が付く
革に水が染み込む
油分などの偏りが生じたまま乾く
という流れの中で染みになります。

できてしまった水の対処法としては
境目をぼかす
ことを意識して水拭きや、
オイルケアをすることが対処になります。

また、
水染みはできたときは
とてもショックなことですが、
使っているうちに目立たなくなることも多いです。
鞄や財布などは過度に気にしすぎることなく、
どんどん使うのが一番ではないでしょうか。

あと別の機会で、
SHELLで使用している革に水を垂らし、
水染みがどのぐらい目立つのか
ご紹介したいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。