2026/04/15 17:13
SHELLで定番で使用しているNEBRASKAという牛革について紹介します。
とても魅力的な革で個人的にも一番好きな革ですので、少しでもその魅力が伝われば幸いです。
NEBRASKAレザーについて
イタリアのトスカーナ州のサンタクローチェにあるLo Stivale社で製造されている
バケッタ製法でじっくりと時間をかけて鞣された、自然なシボが美しいイタリアンレザーです。
製造の段階で革にしっかりとオイルが入っていることと、シボ加工の段階で適度に繊維がほぐされているため、やわらかさがありつつ、コシを感じさせる革です。
新品の時はさらっとしたマットな質感ですが、使い込むうちに、手に吸い付くような質感の変化と色艶の経年変化をお楽しみいただける革になります。
毎日触る財布やキーケースなどの小物であれば、内部に含まれたオイルによって特別なお手入れを必要とせずご使用いただけます。
色々な表情があるNEBRASKAレザー
NEBRASKAは革本来の傷やシワを隠さない、いわゆる薄化粧な自然な風合いを感じさせるレザーです。
そのため、1枚の革の中にも色々な表情があります。
どれも素敵なので紹介させていただきます。
SHELLでは1枚の大きな革からパーツを切り出して鞄や財布を作っています。
↓1枚革の状態です。(写真の革で180cm×120cmほどの大きさがあります。)

下の写真はキメが細かいシボがある場所です。
細かいシボは上品な印象を与えてくれますね。

下の写真はシボがほとんどない部分です。
触っていてコシを感じることが多いです。
スムースな見た目も魅力的ですね。

「トラ」と呼ばれる虎のような模様が入っているところです。
首や肩まわりのような曲げ伸ばしを行っていた部位に見られます。
繊維が引き締まっていて丈夫さがあります。
革好きの方からも人気の部位ではないでしょうか。
私もトラが好きなので、鞄など大きく革を使うときには、このトラ部分をどう生かそうか考えながら作っています。

写真の真ん中に見られるのは放牧中の牛が木の枝にこすったり、喧嘩したり、虫に刺されたりして付いた傷が治って跡になったものです。
治癒した傷跡なので、強度に問題はありません。
SHELLではこうした場所も、少しでも無駄にしたくないという思いからパーツを考えて商品に使用しています。

細やかなシボと大きなシボ、シボのないところが混在している場所です。
こういった不均質さも天然素材ならではですね。

細やかなシボとトラが合わさった場所です。
とてもいい表情なので、外装の目立つ場所に持ってきたりします。

革の裏側はスエードのように軽く起毛した状態になります。
気持ちいい手触りですが、この状態のままだと、中にものを入れたときに、革のカスが付いてしまったりするので、SHELLでは毛羽立ちをおさえるための処理をしたり、裏地を付けたりしています。

SHELLのものづくり
魅力たっぷりなNEBRASKAレザーですので、SHELLではデザインを考えるときに、革の良さをダイレクトに感じていただけるようなデザインを意識しています。
写真の巾着バッグはNEBRASKAのやわらかくもコシがあるという特徴を活かし、開発しました。
やわらかさがあるので巾着紐を絞ったときの陰影が美しく、コシがあるので鞄として型崩れしにくく、長くご使用いただけます。
また胴体部分は1枚の革をぐるっと使用していますので、1つの商品の中でもシボの大小やトラがあったりと表情豊かな鞄です。

ご興味のある方はぜひとも商品ページをご覧ください。
SサイズとMサイズの2展開です。
以上SHELLで定番品として使用しているNEBRASKAレザーについて紹介させていただきました。
革らしい表情や経年変化を楽しみたい方には、特におすすめの革です。
またイタリアンレザーについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
